2カ月半の全国公演終了 舞台から被災者への思いを訴え

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震災・原発災害の風化に警鐘を鳴らし続けた「ノクターン―夜想曲」の最終公演=15日夜、北海道富良野市

 脚本家倉本聰さん(80)が震災と原発事故で被災した本県を舞台に書き下ろした演劇「ノクターン--夜想曲」の全国ツアー最終公演は15日、北海道富良野市で開かれた。倉本さんが主宰する演劇集団、富良野GROUP(グループ)が舞台から被災者への思いを訴え、風化に警鐘を鳴らし続けた作品は幕を下ろした。

 倉本さんが4年がかりで書いた作品は、津波と原発事故で混乱を極めた震災当時を思い起こさせ、また、原発災害の理不尽さと県内被災地の現実を全国に伝えた。文明と科学の危うさ、原発災害の痛みを知りながら大量消費社会が変わらない現状も厳しく指摘した。

 東京、大阪、名古屋を含む2カ月半の全国ツアーは各地で大きな反響を呼び、県内でも福島民友新聞創刊120周年記念などとして5会場で上演され、被災者らから喝采を浴びた。