第29回みんゆう県民大賞 受賞者・団体のコメント

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 第29回みんゆう県民大賞に選ばれた民俗芸能研究者の懸田(かけた)弘訓(ひろのり)さん(81)、全国都道府県対抗男子駅伝・福島県チーム、奥会津郷土写真家の星賢孝(けんこう)さん(70)の活動と成果は、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興へと努力を続ける県民を勇気づけ、新たな一歩を踏み出す力となった。

 各方面から推薦のあった個人・団体などを対象とした選定委員会が福島市の福島民友新聞社で開かれた。

 懸田さんは県内の民俗芸能とその保存活動を先導し、震災後の民俗芸能関係者を励ましてきたことなどが、星さんはあまり行かないような場所まで足を運んで奥会津の魅力の再発見に努め、訪日外国人旅行誘致を実践していることがそれぞれ高く評価された。

 福島県チームは安西秀幸監督(安西商会)の指揮の下、相沢晃(東洋大)阿部弘輝(明大)横田俊吾、小指卓也、松山和希(学法石川高)藤宮歩(大槻中)宍戸結紀(東和中)の各選手(所属は当時を含む)がたすきをつなぎ、快挙を達成。持ちタイムトップと前評判が高くプレッシャーがあった中で結果を出したことが評価された。

 選定委員会では鈴木正晃副知事を座長に、鈴木淳一県教育長、中井勝己福島大学長、小林清美県婦人団体連合会長、安斎睦男県社会福祉協議会副会長、橋本正典JA福島中央会参事、石井浩県商工会議所連合会常任幹事、五阿弥宏安福島民友新聞社社長が審査した。

 みんゆう県民大賞は1989(平成元)年度に創設された。毎年1個人・団体を表彰、福島民友新聞創刊110周年を迎えた2004年度の第16回から「芸術文化」「スポーツ」「ふるさと」の3部門が設けられた。16年度の第26回にふるさと賞が、地域の特性を生かした活性化の取り組みをたたえる「ふるさと創生賞」に刷新された。

◆芸術文化賞 懸田弘訓さん(民俗芸能研究者)
懸田弘訓 民俗芸能が心底好き

 地道な活動を認めてもらい、大変ありがたい。民俗芸能が心底好きでこれまで続けてきた。次第に人から喜ばれることも増え、私の生きがいや張り合いになった。研究に協力してもらった全ての人たちに、この喜びと感謝の言葉を伝えたい。
◆スポーツ賞 全国都道府県対抗男子駅伝・福島県チーム
福島県チーム 歴史と伝統積み重ね

 安西秀幸監督の話 大変光栄。監督就任3年目の大会だったが、福島が育てた人たちの歴史と伝統の積み重ねで初優勝を達成できたと感じている。さらなる飛躍を求め、そして福島に貢献、恩返しができるような選手に成長していってほしいと思っている。
◆ふるさと創生賞 星賢孝さん(奥会津郷土写真家)
星賢孝 古里を元気にしたい

 古里、地方を元気にしたいとの思いで長年活動してきた。「霧幻峡の渡し」や全線再開通を控えるJR只見線の利活用はまだ始まったばかりで、これからが正念場と考えている。受賞は大変光栄であり、決意を新たに活性化に取り組みたい。
(5月6日付福島民友新聞掲載)