いわきの佐藤さんら栄誉 発想と表現力たたえ「民友マンガ大賞表彰式」

  このエントリーをはてなブックマークに追加 

 県内のアマチュア漫画家や絵手紙、イラスト愛好者が発想と表現力を競った第32回「民友マンガ大賞」の表彰式は28日、福島市の福島民友新聞社で行われ、マンガ部門大賞に輝いたいわき市の佐藤節夫さん(62)ら入賞者をたたえた。

 五阿弥宏安福島民友新聞社長が「漫画が持つ力は非常に大きく、地域おこしに活用する例も出ている。笑いは福島の復興、再生のためになくてはならない。今後も皆さんがさまざまな作品を発表し、福島を楽しませることを願っている」とあいさつ、佐藤さんらに賞状と記念品を手渡した。

 審査委員長を務めた日本漫画家協会参与のややまひろしさんは「小学生から91歳まで幅広い年代から素晴らしい作品が寄せられた。絵の力、アイデアの力、時代の風潮、地域性を踏まえ総合的に判断し、入賞作品を選んだ」と講評した。

 佐藤さんは表彰式終了後、「大変光栄。今後も創作活動を続けていく中でアイデアが浮かんだら、受賞作品のようにひねらず、そのまま表現することを心掛けたい」と感想を語った。

 今回のテーマは、マンガ部門が「異常気象」、絵手紙部門が「山」で、新たに設けた似顔絵部門では著名人を描いた作品を募った。県内外の138人から3部門に合わせて182点の応募があった。



五阿弥社長から表彰を受けるマンガ部門
大賞の佐藤さん(右)

表彰を受けた(前列右から)絵手紙部門
金賞の寺島良子さん、佐藤さん、似顔絵
部門金賞の渡部義勝さん、(後列右から)
絵手紙部門銀賞の和田星流(せしる)さん、
銅賞の安斎章さん、似顔絵部門銀賞の
讃岐純さん、マンガ部門銅賞の松本信一さん