民友マンガ大賞に郡山の渡部さん 絵手紙部門は川俣の木瀬さん

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マンガ大賞に輝いた渡部さんの「パイロット交代~飲酒のためロボットに!~」

 福島民友新聞社主催の第35回民友マンガ大賞の入賞作品が決まりました。マンガ大賞には郡山市の渡部義勝さん(69)の作品「パイロット交代~飲酒のためロボットに!~」が選ばれました。日本漫画家協会東北支部の後援。

 今回のテーマはマンガ部門が「交代」、絵手紙部門は「年賀状」。似顔絵部門は著名人が対象。今回新たに、優れた作品を寄せた高齢者をたたえる「人生100年時代賞」を選びました。表彰式は来年2月5日、福島市の福島民友新聞社で行われます。

【マンガ大賞】(大トロフィー、賞金10万円)
 「パイロット交代~飲酒のためロボットに!~」渡部義勝(69)=郡山市
【マンガ部門】
 ◇金賞(盾、賞金3万円)
 「オイラの出番す」佐藤祐吉(85)=福島市
 ◇銀賞(盾、賞金2万円)
 「信頼度」赤沼良晃(53)=三春町
 ◇銅賞(盾、賞金1万円)
 「原発なんかいらない!!」有我秀雄(65)=須賀川市
【絵手紙部門】
 ◇金賞(盾、賞金3万円)
 「みんな笑顔で!!」木瀬君(73)=川俣町
 ◇銀賞(盾、賞金2万円)
 「希望」三浦豊(73)=福島市
 ◇銅賞(盾、賞金1万円)
 「友達へ 新しい時代も頑張ろう」菅原琴子(79)=福島市
 ◇人生100年時代賞(盾、賞金1万円)
 添田マツ(90)=天栄村
【似顔絵部門】
 ◇金賞(盾、賞金3万円)
 「藤井聡太七段」水野雅子(48)=東京都
 ◇銀賞(盾、賞金2万円)
 「尾畠春夫さん」前田晃男(61)=会津若松市
 ◇銅賞・人生100年時代賞(盾、賞金1万円)
 「イチロー」渡辺晋作(97)=二本松市(敬称略)

 世相映した意欲作

 県内外のアマチュア漫画家や絵手紙愛好者らが発想力や表現力を競う第35回民友マンガ大賞。マンガ部門入賞作は社会問題をテーマとする機知に富んだ作品が並び、絵手紙部門入賞作は温かみある作品が選ばれた。似顔絵部門の入賞作からは、対象の著名人に対する作者の深い思いが感じられた。

 「交代」をテーマとしたマンガ部門には83人119点の応募があった。民友マンガ大賞に選ばれた渡部義勝さんの「パイロット交代~飲酒のためロボットに!~」は、ジェット機のパイロットの飲酒不祥事が問題となったことを受けた作品。ジェット機を下から見上げた迫力ある構図とした。

 「年賀状」がテーマの絵手紙部門には36人37点の応募があった。高齢者からの意欲ある出品が増える中、天栄村の添田マツさん(90)の鳥を描いた作品は、新設の「人生100年時代賞」に選ばれた。

 著名人を対象とした似顔絵部門は43人72点の応募があり、将棋の藤井聡太七段、スーパーボランティアの尾畠春夫さん、野球のイチロー選手を描いた3作品が入賞。イチロー選手を描いた二本松市の渡辺晋作さん(97)は銅賞とともに人生100年時代賞にも輝いた。

 審査会は福島民友新聞社で開かれ、日本漫画家協会参与のややまひろしさんを審査委員長に、画家で同協会会員の和田恵秀さん、福島民友新聞で4こま漫画「ももちゃん」を連載する漫画家のおだれいこさん、小野広司福島民友新聞社編集局長が審査委員を務めた。

 ややまさんは総評で「マンガ部門は作品の完成度が伯仲していたが、渡部さんの作品がニュースをうまく捉えているということで大賞に選ばれた」と指摘。「インターネットの普及のせいか、県外からの応募も数多かった。新人の台頭もあり、これもマンガ部門のテーマ通りの『交代』かと、審査委員一同で時代の流れを感じた」とも述べた。