南会津町消防団に民友旗

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南会津町消防団に民友旗
6月6日、県消防大会で表彰
 県内消防団最高の名誉とされる「民友旗」の本年度受賞団体は3日、南会津町消防団(大竹政信団長)に決まった。会津を襲った2011(平成23)年7月の新潟・福島豪雨では土砂災害の対応や復旧作業で高い組織力を発揮。地域の防災力向上のため、日ごろから住民に寄り添ったきめ細かな活動が高く評価された。同消防団は6月6日、田村市文化センターで開かれる第68回県消防大会(県消防協会主催)で表彰を受ける。
 南会津町消防団は06年、田島、舘岩、伊南、南郷の旧4町村の合併に伴い、発足した。団員約900人が町内6847世帯、1万7389人(3月31日現在)の生命と財産を守っている。民友旗の受賞は初めて。
 新潟・福島豪雨では土砂崩れなどで町内の交通網が寸断、車で通行していた40人余りが一時取り残された。土砂で足元がぬかるむ中、団員はチェーンソーで木を切り倒して足場を確保するなど救助活動に貢献。重機の入らない狭い場所や家屋内の土砂の撤去などの復旧活動にも尽力した。
 
南会津町消防団に民友旗
「民友旗」の本年度受賞団に決まった南会津町消防団
 
 
 近年は会社勤務の団員も多く、日中の活動を担う団員不足が課題となっている。対応として10年にはOB団員らを中心とした「南会津町消防団先遣隊」を発足。豊富な経験を生かし、防火や火災発生時の初期消火などにひと役買っている。
 このほか、水害や山岳遭難による行方不明者捜索などの救助活動にも積極的に出動。豪雨災害の教訓を踏まえて水防訓練に取り組んでいるほか、火災が発生しやすい冬季は民生委員と高齢者宅を訪問して防火を呼び掛けている。
 民友旗は1956(昭和31)年から、地域の安全を守る優良消防団を顕彰、県民の防火意識の高揚を目的に贈られている。
 
地域防災、充実に努める
南会津町消防団・大竹政信団長の話
 栄誉ある賞で、身に余る光栄。日ごろの活動の成果が認められた。現役団員や町民の支援と協力のおかげ。受賞を契機に、住民の負託に応えられるよう予防消防の徹底など地域防災活動のさらなる充実に努めていく。
 (5月4日付民友新聞掲載)