#若冲 農作物に宿る魂感じる

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◆福島大理事・事務局長 内田広之さん

 「涅槃図(ねはんず)」をご存じだろうか。入滅するお釈迦(しゃか)様を囲み、弟子や動物が嘆き悲しむ仏教絵画で、若冲の傑作「果蔬(かそ)涅槃図」では、釈迦が大根、周囲の弟子や動物たちは、果物や野菜として描かれている。

 大根が中央に寝そべり、周囲のナス、カブ、トウモロコシたちが嘆き悲しむ姿がみずみずしく表現されている。重要文化財にも指定され、以前から見たかった1枚だ。福島大では4月に食農学類がスタートした。この1枚の絵から、農作物に宿る魂や畏敬の念を感じ、風評被害解決に向けた勇気を頂いた。

◆5月6日まで@県立美術館 ※29日(月)、5月6日(月)は開館

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