復興への歩み見守る美しい花 広野町で「花壇プロジェクト」

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記念植樹した遠藤町長(後列右から3人目)と五阿弥社長(同4人目)ら

 県内の市町村に各自治体の花を植える「ふくしまを花で飾ろう『市町村の花』の花壇プロジェクト」が27日、広野町のJR広野駅東側地区で行われ、県の花ネモトシャクナゲと町の花ヤマユリを植えた花壇が完成した。町児童館に通う広野小1~3年生と、地元のふたば未来学園高3年生も参加、復興へと歩みを進める古里を美しい花で彩ろうと思いを新たにした。

 花壇が出来上がったのは田村市に続いて18カ所目。完成セレモニーでは、遠藤智町長と福島民友新聞社の五阿弥宏安社長がネモトシャクナゲに、本多明副町長と浅野一(はしめ)町教育長、児童、生徒らがヤマユリなどに土をかけ、来春に南相馬市で開かれる「第69回全国植樹祭」の成功を願った。

 花壇は、町が復興拠点とする駅東側地区の緑地公園にあり、6階建てビル「広野みらいオフィス」や建設中の集合住宅に囲まれる。

 全国植樹祭に向け県民参加の森林づくりに取り組む「森林とのきずなづくり植樹リレー」も行われ、実行委代表で五阿弥社長が田村市から託されたブナ製バトンを遠藤町長に手渡した。

 花壇プロジェクトは、農林中央金庫などによる「復興支援協定」の協力により、ネモトシャクナゲと自治体の花を植えた花壇を各市町村に整備する。

 町の花「ヤマユリ」

 1980(昭和55)年6月に町民憲章、町の木「桜」、町の鳥「メジロ」と合わせて制定された。ヤマユリが選ばれた理由は「町内一円に自生し、どっしりとした形態が良いため」という。除染により沿道のヤマユリは減ったものの、少しずつ息吹を取り戻している。