美しい古里取り戻す 楢葉町で「花壇プロジェクト」

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記念植樹した松本町長(左から3人目)と五阿弥社長(右から2人目)、松本支配人(右)ら

 県内の市町村に各自治体の花を植える「ふくしまを花で飾ろう『市町村の花』の花壇プロジェクト」が22日、楢葉町の天神岬スポーツ公園で行われた。県の花ネモトシャクナゲと町の花ヤマユリを植えた花壇が、浜通り有数で、楢葉を代表する観光交流スポットにお目見えした。東京電力福島第1原発事故による避難指示解除から2年が過ぎた中、関係者が完成した花壇を前に、美しい古里を取り戻すための決意を強めた。

 花壇の整備は矢祭町に続いて24カ所目。完成セレモニーで、楢葉町の松本幸英町長と福島民友新聞社の五阿弥宏安社長、園内にある町サイクリングターミナルの松本修治支配人がネモトシャクナゲに土をかけた。

 施設の職員と町のマスコットキャラクター「ゆず太郎」がヤマユリに土をかけ、来年6月に南相馬市で開かれる第69回全国植樹祭の成功を願った。

 全国植樹祭に向け県民参加の森林づくりに取り組む「森林ときずなづくり植樹リレー」も行われ、実行委を代表し五阿弥社長が矢祭町から託されたブナ製バトンを松本町長に手渡した。

 花壇プロジェクトは、農林中央金庫などによる「復興支援協定」の協力により、ネモトシャクナゲと自治体の花を植えた花壇を各市町村に整備する。

 町の花「ヤマユリ」

 町民から公募した町の花ヤマユリには「純潔で香り高く気品があり、りん茎の固い団結は町民の連帯感を深め、互いに協調し合い、調和と統一のあるまちを願う」との思いが込められた。自生数は除染で減ったが、天神岬スポーツ公園などで復活の兆しを見せている。