大玉に「花の森」完成 県内市町村の花集合

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お披露目された「花の森」で記念撮影する園児たち=25日午前、大玉村・県民の森

 福島民友新聞社などでつくる「花と緑いっぱいのふるさとづくりプロジェクト実行委員会」が大玉村の県民の森に造成していた「花の森」が25日完成し、現地でセレモニーが行われた。実行委は花の森を県に贈った。県や大玉村は、県と市町村の花が一堂に集まる貴重な場所として子どもたちの自然学習に活用し復興へ一丸となる本県の姿の象徴として情報発信していく。

 県民の森は6月10日に南相馬市で開かれる第69回全国植樹祭のサテライト会場にもなる。花の森は全国植樹祭の盛り上げに向けて、59市町村に花壇を設ける「ふくしまを花で飾ろう『市町村の花』の花壇プロジェクト」の集大成として造成。59市町村の花のうち、約3アールの面積にネモトシャクナゲなど県民の森の環境に適応する花々を集めた。木製チップを敷き詰めた遊歩道が造られ、春から秋に古里自慢の花々が楽しめる。

 県は、来場者に古里の花を紹介して、各学校の遠足のコースに活用することなども検討。全国植樹祭サテライト会場として、花と緑あふれる本県の姿を全国に発信する。大玉村は、児童と地域をつなぐ「地域学校協働活動」に生かす。

 実行委は、復興支援協定を締結した農林中金福島支店、県森林・林業・緑化協会、県森林組合連合会に本社を加えて構成している。

 「花の森」から元気発信 大玉で完成セレモニー

 第69回全国植樹祭のサテライト会場となる大玉村の県民の森の一角に整備された県内市町村の花が共演する「花の森」。25日に現地で行われた完成セレモニーでは、関係者や地元の園児たちが出席し、本県の花や緑を通じて元気を発信した。

 セレモニーでは、主催者を代表して五阿弥宏安福島民友新聞社社長が「実行委が県内59市町村で取り組んできたプロジェクトの集大成。東日本大震災から7年が経過しても風評被害が根強い中、本県を花と緑でいっぱいにすることで風評払拭(ふっしょく)の一役になることを願う」とあいさつ。佐藤新太郎県県北農林事務所長、押山利一村長が「村の園児たちも、れんがにメッセージを書き込んでくれた。多くの人にきれいな花を見てもらいたい」と花の森の今後に期待を込めた。席上、望月大輔農林中央金庫福島支店長から佐藤所長に「花の森」の目録が手渡され、佐藤所長から斎藤卓夫県森林・林業・緑化協会長に感謝状が贈呈された。

 また、佐藤所長や押山村長、佐藤吉郎村教育長、甲斐敬市郎ふくしまフォレスト・エコ・ライフ財団副理事長、五阿弥社長、斎藤会長、望月支店長に加えて、代表園児10人が県の花「ネモトシャクナゲ」を植樹した。