福島市出身の詩人「長田弘文庫」 2月5日、県立図書館に開設

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 深い思索をシンプルな言葉で紡いだ福島市出身の詩人、故長田弘さんの8000冊以上の全蔵書を整理した「長田弘文庫」が2月5日、福島市の県立図書館に開設される。古典からポップカルチャーまで、さまざまな分野に視線を注いだ長田さんの創作を知る資料として活用が期待される。

 蔵書は日本語書籍約7000冊と原書約1400冊。2015(平成27)年5月に亡くなった長田さんの遺言で、遺族から16年同館へ寄贈された。

 2月5日からは同館2階、公開図書室の特殊文庫貴重資料コーナーで、長田さんの著作や人となりを紹介する展示とともに一部を公開する(貸し出しはしない)。他の蔵書は、書庫に長田文庫として収蔵される。また同日午後1時30分からは、同館で長田さんの担当編集者らによる対談や作品の朗読会が開かれる。

 長田さんは1939(昭和14)年、同市で生まれ、福島高から早稲田大に進学。65年、詩集「われら新鮮な旅人」でデビュー。18冊の詩集を発表したほか評論、エッセー、翻訳などさまざまな分野で活躍した。