金山の「大蛇伝説」冊子に 古里の昔話伝える、元小学校長が発行

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完成した冊子を手にする加藤さん。イラストも自ら描いた

 金山町出身で会津若松市の元小学校長、加藤紘一さん(74)は7日までに、町などに伝わる大蛇伝説を集めた冊子「金山谷の大蛇伝説」を発行した。

 「金山町史」などの資料や、町民、町出身者から聞き取りを行い、一冊にまとめ上げた。加藤さんは「地元の昔話を子や孫に伝える時に活用してほしい」と呼び掛けている。

 加藤さんが生まれた大栗山集落などの説話を収録したシリーズの4作目で、200部刊行した。

 同町の沼沢湖水まつりのモチーフとされる「沼沢沼の大蛇退治」や地域の先人が伝え続けた説話、昭和の大蛇目撃談なども紹介した。

 冊子ではふりがなも多用するなど、子どもたちに配慮し、優しい語り口の会津弁で記されている物語もある。

 町に多くの大蛇伝説が残されていることについて、加藤さんは「金山では大水や土石流などが多かった。山肌を縫うようにして走る土砂が大蛇に見えたのかもしれない」と推測する。

 冊子は金山町や大栗山集落の住民らに配布した。希望者には1500円(税込み)で販売する。

 問い合わせは加藤さん(電話0242・28・3580)へ。