花に応援への感謝「今の飯舘を見てほしい」-松原光年さん方-

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色鮮やかに咲き誇るポピーやカンパニラの手入れをする松原さん

 感謝の気持ちを花に込めて―。飯舘村小宮の松原光年さん(67)方の約300坪の庭に植えられたサツキやポピー、ビオラなどが見ごろを迎えている。24、25の両日は庭を公開する「オープンガーデン」を計画、色鮮やかに咲き誇った花々で震災からの復興を目指す村の姿を村内外に発信する。

 松原さんがガーデニングを始めたのは、約15年前。引っ越し祝いに父から贈られたシラカバなどを植えたのが始まりだ。ガーデニング仲間から譲り受けた花が増えた庭は、今では100種類を超える花や樹木が植えられ、季節ごとに違った表情をのぞかせる。

 震災前は、近所の住民とガーデニングを楽しんでいたというが、原発事故による避難指示が解除された村に、かつての仲間は戻らない選択をした。それでも「もらった花をだめにしたくない」と手入れを続けてきた。「毎年咲く花を見て、もらった人の顔を思い浮かべるのが楽しみなんだ」と柔和な笑顔で花を見つめる。

 「村を応援してくれた皆さんに『今』の飯舘村を見てほしい」と松原さん。あふれんばかりの愛情をささげたかれんな花に感謝の気持ちを託す。

 住所は飯舘村小宮字曲田143の4。公開時間は午前10時~午後0時30分。オープンガーデン以外の期間の見学も可。

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