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滝富士
< 標高 306m >
(いわき市遠野町)


ふもとを流れる鮫川の流れから望む滝富士の山容、山頂から太平洋、植田や勿来の町並み、いわきの山々が見渡せる=いわき市遠野町滝地区
   
山を楽しむ
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道標をたどり富士登山の気分
     
   

 滝富士は、いわき市遠野町滝地区にある里山。県道沿いに10台ほどの車が置ける無料駐車場があり、ここに車を置く。登山案内板に″親子3代で楽しめる滝富士登山″とある。
 駐車場向かい側に下滝登山口「滝富士登山道入り口」の看板があり、ここからが登り口になる。滝富士の山容を左手に巻き込むようにしながら緩やかに進む。10分ほどして芦ノ草登山口からの道と合流して山登りの雰囲気になる。
 杉やヒノキの人工林、赤松、アオキ、山桜、雑木の林を進み、道もよく整備されていて落ち葉がクッションとなって、歩くのも楽しい。道の所々に何合目の道標があって、富士登山をしているようだ。
 登山開始から30分ほどすると、6合目。さらに斜面から崩落した大きな岩や倒木を慎重に通り抜ければ、視界が初めて開け、一休みのポイント。急坂を150メートルほど汗をかくと、頂上が開けてくる。この間が最もきつい。
 頂上は思いのほか平らで広い。木立の北西側をのぞけば、眺望もよい。二等三角点の標識に触れ、小さな祠(ほこら)「滝埜(たきの)神社」にお参りする。
 頂上からは小名浜沖から茨城境までの太平洋を一望でき、眼下に植田、勿来の町並み、工場地帯、常磐自動車道、遠くに三崎公園のマリンタワーも見える。
 山並みは、北方向から時計回りに三大明神山、天狗山、湯ノ岳、仏具山、明神山などいわきを代表する山々を一望できる。
 帰りは登ってきた道を下り、杉木立にみせられながら40分も歩けば、再び下滝登山口に着く。

     
浜と中通りを結んだかつての塩の道「旧御斎所(ごさいしょ)街道」に残る古道。いまの御斎所街道と県道上三坂・小野線の交差点近くにある。登山の帰りに往時をしのぶのも良い
■参考コース・時間
 ▽
下滝登山口(1時間)→山頂(40分)→下滝登山口。歩行距離は往復約5キロ
■問い合わせ先
 ▽
いわき市遠野支所=電話0246・89・2111
 ▽下滝ふれあい会=電話0246・89・2191
   
(2007年4月19日 〔山を楽しむ〕文・菊田宗平 写真・一ノ瀬澄雄)
 

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