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一盃山

< 標高 856m >
(郡山市)


盃(さかずき)を伏せたような山容が由来となった一盃山。子どもから大人まで気軽に登山でき、四季の彩りを楽しめる
   
山を楽しむ
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年間を通し四季の彩り満喫
     
   

 標高856メートル、郡山市と小野町の境にそびえる一盃山は、昔から阿武隈山系の名山として知られ、多くの人々に親しまれてきた。盃(さかずき)を伏せたような山容から、この名で呼ばれるようになったという。山のふもとから登るには、北側の馬場と南側の黒甫から入る2つの登山口がある。今回は、馬場側から入山した。
 登山道に一部急な坂道があるが、子どもから大人まで気軽に登ることができ、春先にはヤマツツジやウメバチソウなどの花々を堪能することができる。また、秋には紅葉の雑木林などが広がり、年間を通して四季の彩りを楽しめる。
 国道49号から市道小野田母神線へ入り、農道の馬場バス停を過ぎると「登山口」と書かれた道標が登山客を迎える。山道に入り、ややきつい坂道を抜けると、杉林が立ち並ぶ林道へと続く。登山中、宇津峰山や東山の美しい景観が訪れた登山者の目を和ませる。
 登り始めてから約1時間、山道を抜けると視界が大きく開け「大志の広場」に到着する。広場からさらに西に150メートルほど進むと、近隣の街並みをはじめ、安達太良山や阿武隈山系など雄大な景色が広がる「音の岩」へ。地面の空隙(くうげき)の影響で、踏むと音が響くため音の岩と呼ばれている。
 田母神自然愛護会会長の上野太事さん(59)が「気軽に登れる山で、四季の移り変わりが魅力」と話す通り、足を運ぶたびに違った一盃山を楽しむことができる。

     
踏むと音が響くという音の岩。近隣の街並みをはじめ、阿武隈山系など雄大な景色を楽しむことができる
■参考コース・時間
馬場バス停(5分)→山道入り口(1時間)→大志の広場(5分)→音の岩
■問い合わせ先
 ▽郡山市田村公民館=電話024・955・3842
 ▽田母神自然愛護会=電話024・975・2785(上野会長宅)
   
(2007年12月7日 〔山を楽しむ〕文・佐藤雄亮 写真・田中良吾)
 

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