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長寿山

< 標高 566m >
(川俣町)


長寿山
川俣町の中心部からほど近い長寿山は気軽に立ち寄ることができる山。山頂から絶景が楽しめる
   
山を楽しむ
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山道歩き たっぷり森林浴
     
   

 川俣町小島地区を伊達市月舘に向かう途中、右手に姿を現す。毎年4月には、自治会主体の実行委員会が百数十匹のこいのぼりを飾って山開きを行い、大勢の愛好家を迎える。
 登山道を整備したのは約150年前。隣にそびえる太郎坊山(たらぼうやま)の山頂を整備していた地区住民が「長寿山の方が標高が高いのでは」と調べたところ、太郎坊山より14メートル高いことが分かった。両山とも登山道が短く、2つを合わせて同じ日に山開きを行っている。登山道へ向かう途中には、わき水「長寿泉」がある。連日、ペットボトルなどを抱えた多くの人が町内外から訪れ、天然水を給水している。
 長寿山は道路が整備され頂上まで約20分の場所まで車で入ることができる。ここまではもう雪は消えている。登山道に入ると足首ほどの残雪があるが、初心者でも楽に登れる。雪に足を取られつつ、少し汗ばんできたところで頂上に着いた。視界を遮る雑木林もなく、川俣町内が一望できる風景は圧巻。西に吾妻、安達太良連峰を望み、条件が良ければ蔵王連峰や那須連峰が見えるという。
 山開き実行委員長で同地区自治会長の菅野善左エ門さんは、長寿山をもり立てるための活動を計画している。登山道前に広場をつくり、沖縄県を除く46都道府県の樹木を植え名札を付ける。「登山客に木の名前を覚えてもらい、森林浴などを楽しんでもらいたい」と菅野さん。憩いの山づくりが進んでいる。

     
長寿山
町内外から水をくみに連日、多くの人が訪れる長寿泉。夏の渇水時もとうとうとわき水が流れる
■参考コース・時間
 ▽長寿山登山道入り口(車で10分)→登山道(20分)→山頂
■問い合わせ先
 ▽川俣町観光協会事務局(川俣町役場産業課)=電話024・566・2111
   
(2008年3月14日 〔山を楽しむ〕文・阿部裕樹 写真・永山能久)
 

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