【富岡】「夜の森桜」満開...変わらない美 3D映像化作業始まる

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帰還困難区域で鮮やかに咲き誇る夜の森公園前の桜のトンネル。道沿いの住宅から人の声が聞こえることもなく、桜並木は静まりかえっている=6日午前、富岡町(パノラマ合成)

 東京電力福島第1原発事故の影響で帰還困難区域となっている富岡町の桜の名所、夜の森公園前の桜が6日、満開となり、「桜のトンネル」が空を覆うように広がっている。

 同町夜の森地区は約2.2キロの桜並木で知られるが、大部分が帰還困難区域に指定されている。同公園前の桜並木は震災前、「夜の森桜まつり」の会場になるなど町のシンボルとして特に町民らから親しまれた。

 環境省は昨年、夜の森地区の帰還困難区域の桜並木を除染。しかし、町は「周辺住宅などの除染が不十分」として今年も帰還困難区域の桜並木の公開を見送り、日中の出入りが可能な居住制限区域に限って公開している。

 町の一部では同日、花見シーズンに合わせ、町民が夜間も自宅に滞在できる特例宿泊が始まった。

 町は同日、3D映像で同地区の桜並木を再現するための測量作業を現地で行い、報道陣に公開した。委託事業者が無線操縦ヘリや3Dレーザースキャナーを使って桜並木のデータを収集した。

 町は今回のデータなどを基に、夏までに同地区の桜を体験できるシステムを完成させ、町民に避難先で公開する方針