【大熊】「坂下ダム」周辺の桜が見ごろ 復興道半ば、町民を応援

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見ごろを迎えた坂下ダム周辺の桜=5日、大熊町

 東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く大熊町の桜の名所「坂下ダム」周辺の桜が見ごろを迎えている。震災から丸5年が経過した今も町の復興は道半ばだが、無人の町に咲き誇る桜は町民を応援するように今春も美しい光景をつくりだしている。あと1週間ほどは見ごろが続くという。

 ダム周辺にはシダレザクラやボタンザクラなど複数種の桜約500本が咲く。日中の立ち入りは自由で、町内に一時立ち入りした町民らが足を運んでいる。

 2013(平成25)年に坂下ダム施設管理事務所に設置した町現地連絡事務所の臨時職員6人(自称・じじい部隊)の手入れで樹勢が回復した。元町職員の鈴木久友さん(63)は「手入れを始めて4年目だが今年が一番美しい。町民に美しい町を思い出してもらいたい」と語る。桜には鈴木さんら"花咲かじいさん"の思いも込められている。