【大熊】桜の名所「坂下ダム」咲き始め 大熊町民応援する美しい光景

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咲き始めた坂下ダムの桜=12日、大熊町

 東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く大熊町大川原地区(居住制限区域)にある桜の名所「坂下ダム」周辺の桜が咲き始めた。復興へと向かう町民を応援するように桜が美しい光景をつくりだしている。あと1週間ほどで見ごろとなる。

 ダム周辺やダムに続く町道には、シダレザクラやボタンザクラなど約500本が植えられている。大川原地区の立ち入りは自由のため、町内に一時立ち入りした町民らが足を運んでいる。坂下ダム施設管理事務所にある町現地連絡事務所の臨時職員6人(自称・じじい部隊)が桜の手入れを施し樹勢を回復させた。手入れは5年目を迎え、今年はダム周囲を安全に歩けるよう環境を整えた。観桜の際は事務所に声掛けが必要。

 臨時職員で元町総務課長の鈴木久友さん(64)は「町民に美しい町の姿を思い出してもらいたい」と語る。咲き始めた桜には鈴木さんら"花咲かじいさん"の熱意が込められている。