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ふくしま里山物語
 かつて、人々の生活と密着し暮らしを支えてきた県内里山。燃料や農業に必要なものを得るために手を入れてきた。変わりつつある現在の里山の風景、森づくり、行事など、人と森のかかわりとともに、そこに息づく生物を紹介する。
【 32 】 市民参加の森づくり
世代超え雑木林を整備

市民参加の森づくり

県北地区の市民ボランティアが取り組んだ雑木林の整備作業。参加者は自然とのふれあいを求める親子連れ、生きがいを求める中高年など、年代もさまざま

 落ち葉が激しくなるこの時季、雑木林では間伐作業が本格化する。今年で5回目を迎えるイベント「森林(もり)においでよ!」は、森林整備などに取り組む県北地域のボランティア団体が交流の場として毎年、持ち回りで行っている。
 県北ネットワーク21の主催。今年は、「りょうぜん里山がっこう」で小学生からお年寄りまで、8団体の約60人が参加、世代を超え雑木林の整備に汗を流した。

 交流が活動の刺激に 

 「びっき山の学校」の阿部幹郎さん(44)は息子の幹大君(11)と滉生君(9)とともに参加。自身の活動拠点である福島市土湯温泉町のびっき沼周辺で行われた2回目のイベント以来、毎年参加している。「昨年は竹林整備でした。毎回、フィールドの特性が違うので楽しいですよ」と幹郎さん。何より参加者との交流が活動の刺激になるという。
 県北ネットワーク21には12の市民ボランティア団体が参加、県北森林組合が事務局を務める。活動内容は、森林管理作業に加え、自然観察や木工、「食育」などさまざまだ。
 参加者は間伐作業の後、米粉のピザ作りや竹や木の実を使った笛作りに挑戦した。大人も子どもも笑顔が絶えない。市民参加による森林づくりは、「楽しみながら!」。参加者の誰もが口をそろえた。
(写真と文・矢内靖史)
   間伐 
  樹木の生育を促すため、間引くための伐採。林床に太陽光線が届くようになり、下草が生育しやすい環境ができる。
 
 

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