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味な旅
寿し松(浪江)

【2006.2.24】
鮮度にこだわり/四季折々の逸品
店主おすすめの「特選おまかせにぎり」。極上のネタと一流のすし職人の技が凝縮されている 「すし屋らしい雰囲気を」との店主の思いと心配りが感じられる「寿し」の店内
極上の「おまかせにぎり」
 
 白装束姿の若衆が冷水を浴びながら駆け抜ける浪江町晩冬の風物詩「裸参り」の会場となる駅前通りの南側小道に店を構える。店内に一歩入ると、店主の松本清治さん(50)、女将で妻の茂子さん(50)らが威勢の良いあいさつで出迎えてくれる。「寿し松」は相双地方に根付いた「寿司文化」を心行くまで堪能できる名店だ。
 松本さんが実家に「寿し松」を開店したのが、1984(昭和59)年10月。東京高田馬場の老舗で高校卒業後10年の厳しい修行を重ねた後の独立だった。「掃除や出前から始まり、握りを教わったのは3年目からだった」と当時を振り返る。双葉高の同級生でもある茂子さんも同店で接客を学ぶなど、夫婦二人三脚の努力が実った。
 開店当初からのモットーは「鮮度が命」。請戸や原釜など地元の漁港で水揚げされたばかりの新鮮な魚介類がネタとして所狭しと並ぶ。修行中に培った人脈を生かし、築地市場で扱う全国の四季折々の魚も提供している。「米、水、塩にこだわり、北海道や九州の魚もお客さまに食べてもらいたい」と松本さん。匠(たくみ)の「食」に寄せる情熱が技に磨きをかけ、客の心をつかんでいる。
 握り、ちらし、巻物など寿司料理をはじめ、刺し身や焼き物、揚げ物、蒸し物など季節ごとの多彩なメニューも取りそろえる。中でも店主おすすめは「特選おまかせにぎり」(3675円)。大トロやウニ、あぶり中オチ、アナゴなどの厳選された逸品が美しく彩られている。ランチメニューも好評で、レディースセット(903円)、「快食膳」(1890円―)などが人気を集める。
 松本さんは「寿司屋らしい雰囲気を味わってもらいたい」と話す。店内は今日もおいしいものを食べた笑顔であふれている。
近くを歩く
 散策には高瀬、室原川沿い/数多いサクラの名所 
 
 【松本さんの観光ガイド】

 
温暖な気候からいち早く春の花々を楽しむことができます。高瀬川、室原川沿いの散策などをおすすめします。浪江町内にはサクラの名所も数多くあり、中でも請戸川リバーラインや丈六公園のサクラは毎年大勢の見物客を魅了します。
店のモットーは「鮮度に自信、味にまごころ」と話す店主の松本清治さん
▽場所 浪江町権現堂字下蔵役目3−2
▽電話 0240・35・2424
▽営業時間 平日・昼の部―午前11時から午後2時、同・夜の部―午後4時から午後10時。日曜祭日・昼の部―午前11時から午後2時、同・夜の部―午後4時から午後9時。
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