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味な旅
澤田屋(福島)

【2007.4.19】
自慢の銘菓「飯坂ゆべし」
澤田屋(福島) 澤田屋(福島)
全国菓子大博覧会で受賞したこともある飯坂ゆべし(手前左)と湯美人まんじゅう(同右)。ピュアオレンジケーキ(奥)はさわやかな風味で人気が高い
清和菓子、洋菓子合わせて約80種類が並ぶ店内
 飯坂温泉駅の近く、通称・飯坂街道沿いに店舗を構える創業115年の老舗。全国菓子大博覧会で内閣総理大臣賞を受賞したこともある「飯坂ゆべし」は、飯坂温泉の旅館、ホテルなどでも販売され、地元だけでなく、同温泉を訪れる観光客からも親しまれている。
 飯坂ゆべしが誕生したのは1892(明治25)年。それまではたばこや雑貨などを扱う商店だったが、仙台の和菓子店でゆべし作りの修業を積んだ2代目の友治さんが製造、販売を開始した。   
 厳選されたもち粉としょうゆ、砂糖を練り込んで作られるもっちりとした生地と中に入ったクルミが生み出す独特の味わいと食感が人気を集め、飯坂温泉の土産として広く知られるようになった。
 現在はゆべしのほかにも全国菓子大博覧会で名誉総裁賞を受賞した「湯美人まんじゅう」など、約80種類の菓子を販売する。「味を守っていくことも大事だが、その時々でお客さんが求める味を探し、提供し続けなければ」と4代目店主の澤田悦雄さん。伝統の味を受け継ぐ一方で、新たな商品の開発にも力を注ぐ。
 なかでも最近、最も人気を集めているのが「ピュアオレンジケーキ」。新鮮な卵とバターをふんだんに使ったスポンジに輪切りのオレンジをのせた同店オリジナルの洋菓子。スポンジ自体にもオレンジピールが入っており、食べた時に口の中に広がるさわやかな風味が、女性を中心に幅広い年代から人気を集めている。
 「賞をいただけるのは名誉なことだが、お客さんに喜んでもらえることが一番」と澤田さん。「飯坂の”茶店”として、温泉とともに、お客さんの疲れやストレスを癒やせるようなお菓子を生み出していきたい」と今後を語った。
近くを歩く
 ぶらりと旅館のお風呂めぐり

 【澤田さんの観光ガイド】

 飯坂温泉発祥の地と言われる共同浴場の鯖湖湯までは徒歩5分程度です。温泉街には旅館やホテルなどが約60軒あり、日帰り入浴を受け入れてくれる施設も多いので、各旅館の特徴あるお風呂をめぐるのも楽しいと思います。

澤田屋(福島)
「お客さまに癒やしを与えられるお菓子を生み出したい」と話す澤田さんと妻の裕子さん
▽場所 福島市飯坂町字立町8
▽電話 024・542・2427
▽営業時間 午前8時〜午後6時
▽定休日 毎週水曜日

【おすすめメニュー】
▽飯坂ゆべし 74円
▽湯美人まんじゅう 84円
 (土・日・祝日は半額)
▽ビュアオレンジケーキ 1260円
▽ミニオレンジ 110円
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