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味な旅
餃子の照井(福島)

【2005.09.09】
パリッとした食感に行列
看板メニューのギョーザは一人前(9個)400円。1人で3、4人前食べるお客さんも多い(写真は3人前)
約60人収容の店内は明るく、家庭的な雰囲気
 野菜たっぷり特製のたれで
 

 年間約100万人の観光客が訪れる、東北随一の温泉郷、飯坂温泉。約60の旅館、ホテルが立ち並ぶ温泉街のほぼ中心に店を構える。
 先代の店主である故・佐藤喜四郎さんが1953年に始めた居酒屋が前身。喜四郎さんが第二次大戦中に中国で味わったギョーザの味を再現しようと、試行錯誤を繰り返して作り上げた。メニューに取りいれた当初は、近くの旅館などからの注文がほとんどで、焼き上がりをそのままフライパンで各旅館へ届けていたという。その後、ギョーザ専門店として人気を集めるようになり、現在は夕方になると浴衣姿の観光客らが店の前に行列を作る。
 キャベツとニンニク、ひき肉などを交ぜ合わせ、自家製の薄い皮で包んで焼くギョーザは、焼き上がりのパリッとした食感が特徴。皮は、店主の佐藤吉則さんが毎日、閉店後に作り、粉っぽさをなくすために2、3日寝かせて生地をなじませてから使う。原料は子どもからお年寄りまで安心して食べられるよう、添加物を一切使用せず、小麦粉と水だけで作っている。中に包むあんも野菜を多めにし、脂身の少ない、赤身90%のひき肉を使用。特製のたれにつけて食べるとくどさがなく、数多く食べてももたれにくいと好評だ。
 この味を求めて遠方からはるばるギョーザを食べに来るファンも多く、週末には開店前から行列ができることもしばしば。同店では、外で待つお客さんのために店舗前に足湯を設置したほか、予約制で持ち帰りにも応じている。「飯坂温泉の新たな名物として、より多くのお客さんにギョーザを楽しんでもらえれば」と佐藤さん。福島市内のギョーザ店主らでつくる「ふくしま餃子の会」の会員として、県外で開かれる物産展などにも出展し、飯坂温泉のPRにも一役買っている。
近くを歩く
 果樹園多い/茂庭地区へのドライブいかが 

 【佐藤さんの観光ガイド】

 温泉はもちろん、医王寺や旧堀切邸、中野不動尊など、名所・旧跡とよばれる場所も多い。近くには果樹園も多く、くだもの狩りが楽しめるほか、これからの季節は自然豊かな茂庭地区へのドライブもおすすめ。

ギョーザで飯坂をPRしたいと話す佐藤店主とおかみさんのとも子さん

▽場 所 福島市飯坂町錦町1ノ21
▽電 話 024・542・4447
▽営業時間 午後5時30分ー午後11時
▽定休日 毎月第2、第4水曜日
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