振る舞い酒でお祝い 県産酒の6年連続金賞日本一
史上初の6年連続金賞受賞数日本一を祝い、福島市の県観光物産館では17日、金賞を受けた廣戸川(天栄村、松崎酒造店)が振る舞われ、多くの来場者でにぎわった。
県観光物産交流協会の高荒昌展理事長(60)は「金賞以外の酒も含め、本県のお酒はレベルが高い。今後は食べ物とのマリアージュ(組み合わせ)、酒蔵巡りなど観光と結び付けた取り組みも広げていきたい」と喜びを語った。
東京都の大学教員の女性(52)は「振る舞い酒はまろやかで芳醇(ほうじゅん)。震災後に福島に関わるようになった一人として、福島の日本酒が好き」と話した。
福島市の会社員の女性(24)は「水が良いのか、甘くて飲みやすい。県外の家族にも日本酒を贈りたい」と笑顔を見せた。
県観光物産館では金賞受賞銘柄のうち10銘柄を販売している。それ以外の銘柄については入荷次第取り扱いを開始するという。
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