大阪に福島県産酒サテライトショップ 販路拡大へ7月中旬開設

 

 全国新酒鑑評会で金賞受賞銘柄数6年連続日本一に輝いた県産日本酒の知名度向上と販路拡大に向け、県は7月中旬にも、大阪市にある県大阪事務所内に県産酒のサテライトショップを開設する。

 関西にも販売拠点をつくることで、これまで首都圏を中心に展開してきた県産酒の販路拡大を図る。兵庫の灘、京都の伏見など日本酒の激戦区で県産酒の品質の高さをアピールし、知名度を上げる狙い。

 同事務所は大阪市北区梅田のオフィスや飲食店が並ぶ中心街にある。ここで県内36蔵の日本酒約70種や加工食品を販売。職員1人を酒類販売管理者として配置する。営業時間は平日午前9時~午後5時30分。

 28日の6月定例県議会で佐藤義憲議員の一般質問に宮村安治観光交流局長が答えた。宮村局長は「福島といえば『日本一の酒処』と全国の人たちから認知されるよう、ブランド力向上に取り組む」と述べた。