奥の松酒造・あだたら吟醸『世界一』輝く IWC・日本酒部門

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 世界最大規模のワイン品評会、インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)の授賞式が10日(日本時間11日)、英国ロンドンで行われ、日本酒部門の最優秀賞「チャンピオン・サケ」に奥の松酒造(二本松市)の吟醸酒「奥の松 あだたら吟醸」が選ばれた。県内蔵元のチャンピオン獲得は2015(平成27)年のほまれ酒造(喜多方市)に続き2度目。

 授賞式に出席した奥の松酒造の遊佐丈治社長(55)は「創業300年を超える歴史の中で最も偉大な賞をいただけたことに幸せを感じる。愛飲者や得意先、社員らに深く感謝したい」と喜びを表した。

 奥の松酒造は、米国やカナダ、香港など海外十数カ国に商品を出荷している。15年に、ほまれ酒造がチャンピオン・サケを獲得したことに刺激を受け、16年から本格的にIWCへの出品を始め、同年に純米大吟醸酒の部で金賞。今回は20年以上も造り続ける商品が評価され、世界一の栄誉を射止めた。

 遊佐社長は、東京電力福島第1原発事故が県産品の消費に影響を与えていることを念頭に「いまだに風評被害があるのは事実だが、このような賞をいただけたことは大きな励みになる」と話した。

 今回のIWC日本酒部門に過去最多となる456社1639銘柄が出品された。5月に山形市で開かれた審査会で、純米酒や吟醸酒など酒の種類別に9部門で、最高賞に当たる「トロフィー」受賞酒を選出。本県からは「奥の松 あだたら吟醸」と名倉山酒造(会津若松市)の「純米酒 月弓」がトロフィーを受けていた。トロフィーを獲得した9銘柄の中からチャンピオン・サケが選ばれた。

 内堀雅雄知事は「創業300年を超える歴史に新たな栄誉が刻まれた快挙で、関係者の努力に深く敬意を表します」とのコメントを発表した。