福島県2銘柄が優等賞 酒米「雄町」の日本酒審査・吟醸酒の部

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「雄町で仕込んだ日本酒の知名度が上がるといい」と語る山口社長

 酒造好適米「雄町(おまち)」で仕込んだ日本酒を審査する「雄町サミット」歓評会が27日までに開かれ、吟醸酒の部で会州一酒造山口合名会社(会津若松市)の「純米吟醸 儀兵衛(ぎへい) 雄町」と玄葉本店(田村市)の「あぶくま 純米吟醸 雄町」が優等賞に選ばれた。

 JA全農おかやま、岡山県酒造好適米協議会、岡山県酒造組合主催のサミットで今年が10回目。吟醸酒と純米酒の2部門に計207点が出品された。

 吟醸酒の部には137点が出品され、28点が優等賞に選ばれた。審査は24日、東京都で行われた。

 四大酒米といわれる「山田錦」「五百万石」「美山錦」「雄町」の中でも、雄町は、背丈が高く倒れやすいため栽培が難しい。そのため広く普及せず、収穫量の約9割が岡山県産。やわらかさが特徴の雄町はもろみの中で溶けやすく、濃醇(のうじゅん)な味の酒が期待できるとされる。

 山口合名会社の山口佳男社長は「雄町を扱うのは難しいが、今年も出来は良い」と話す。「純米吟醸 儀兵衛 雄町」は果実のような芳醇(ほうじゅん)な香りと幅のある味が特徴。山口社長は「昨年に続く受賞はうれしい。今後も日本酒の品質を高め、広く普及させたい」と語った。玄葉本店は例年、同サミットに出品している。

 玄葉祐次郎社長は「雄町には一定の根強いファンがいる。上手に造ることができれば濃い味わいとなる。造り手としては(雄町を扱うことは)勉強になる」と語った。