棚田米の日本酒「おいしい酒ができた」 特別純米酒・棚田の煌
喜多方市高郷町揚津地区の棚田米を使用し、地元の蔵元・会津錦で仕込んだ日本酒「特別純米酒 棚田の煌(きらめき)」が24日までに完成した。コメを栽培した揚津グリーン・ツーリズム推進協議会会長の斎藤忠一さん(76)は「今年もおいしい酒ができた。ぜひ飲んでほしい」とPRしている。
標高約300メートルに位置する揚津地区は41世帯約140人の集落で、山から流れ出る清らかな水で潤う棚田が広がる自然豊かな場所。日本酒造りは5年目で、同協議会の住民が栽培したコシヒカリを100%使用した。農業を通じて都市部の住民らと交流を図る棚田オーナー制度は今年、同地区周辺で地滑りが起こり中止となったが、影響のなかった稲作は続けた。斎藤さんは「日本酒を例年通り造ることができてうれしい。待っている皆さんに届けたい」と話している。
「棚田の煌」は、1.8リットル入り3564円(税込み)、720ミリリットル入り1620円(同)。
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