南相馬の地酒「御本陣」発売 純米酒と無濾過生原酒

 
純米酒の1.8リットル瓶(右)と無濾過生原酒の720ミリリットル瓶

 南相馬市などでつくる南相馬地酒生産推進協議会は31日までに、同市のゆめはっとで、同市酒米を原材料に使った純米酒「御本陣」の発表会を開いた。今回は純米酒に加え、無濾過(ろか)生原酒(720ミリリットル瓶)もそろえ、関係者が完成を祝った。市内の酒店やコンビニエンスストアをはじめ、県内外で販売されている。

 約60人が出席。同協議会の大亀清寿会長と門馬和夫市長のあいさつに続き、関係者が鏡開きした。

 同協議会の酒造りは3年目。2018年度は同市鹿島区の田んぼで、酒造好適米「夢の香」を作付けし、収穫。大和川酒造店(喜多方市)が醸造し、純米酒720ミリリットル瓶(税込み1350円)3500本、同1.8リットル瓶(同2700円)千本、無濾過生原酒720ミリリットル瓶(同1460円)千本を製造した。

 同協議会によると、御本陣は芳醇(ほうじゅん)辛口な味わいで、無濾過生原酒はより深い味わいが楽しめるという。同協議会は新年度も生産する考え。

 御本陣は南相馬市の酒店やコンビニなどのほか、さくらステーションKINONE(富岡町)、コラッセふくしま(福島市)、日本橋ふくしま館「ミデッテ」(東京都)でも販売。

 問い合わせは同協議会(電話0244・24・5261)へ。