福島大協力!南相馬産米「日本酒」販売 仁井田本家の純米吟醸

 
酒米栽培から醸造まで関わった純米吟醸を手にする鶴蒔さん

 福島大の学生が酒米の栽培や酒の醸造に携わった仁井田本家(郡山市)の純米吟醸「穏(おだやか) 雄町」の販売が同酒蔵の売店や県内の酒店などで始まった。

 同大の地域実践学習「むらの大学」受講者でつくる学生団体「うんとイイトコ南相馬」のプロジェクトの一環。南相馬市小高区で有機農業を営む根本洸一さんと協力して栽培した酒米「雄町」を、仁井田本家の協力で醸造した。生酒で、価格は720ミリリットル1944円(税込み)、1800ミリリットル3888円(同)。

 8日、同大の定例記者会見で同団体の鶴蒔かれんさん(経済経営学類3年)が発表した。鶴蒔さんは「コメの品質が良く、みずみずしくおいしいお酒に仕上がった。多くの人に味わってほしい」と話した。