新たな勲章!福島県・22蔵元「金賞酒」 目隠し方式で2回審査

 
7年連続日本一を喜び合う内堀知事(前列中央)と金賞受賞蔵元の代表ら=17日午後、県庁

 全国新酒鑑評会の審査は主催する広島県東広島市の酒類総合研究所で「予審」と「決審」の2回行われ、入賞酒と、そのうち特に成績が優秀だった金賞酒を決める。

 審査委員は同研究所の理事や職員のほか、国税庁鑑定企画官職員、醸造関係の学識経験者、酒造技術指導者らが務める。公平性の観点から銘柄が分からないようにする「目隠し方式」で行い、予審では香気成分濃度によってグループ化した上で、香り、味、総合評価の各項目について1点ずつ審査。決審では予審を通過した出品酒を対象に予審と同様にグループ化し、香味の調和や特徴を吟醸酒の品格、飲用特性から見て「特に良好」「良好」「特に良好、良好以外」「入賞外」として総合評価する。今回は4月23~25日に予審、今月9、10の両日に決審が行われた。

 快挙祝うパネル披露

 全国新酒鑑評会で、7年連続で金賞銘柄数が日本一になったことを受け、県は17日、県庁で記念パネルの除幕式を行った。金賞受賞蔵の関係者が快挙達成の喜びを分かち合った。

 内堀雅雄知事と県酒造組合の有賀義裕会長、蔵元の代表らがパネルを除幕した。内堀知事は各蔵元の栄誉をたたえた上で、本県で今秋に初開催する県産酒の大型PRイベント「ふくしまの酒まつり」(仮称)などの機会を活用し、県産酒の魅力発信と消費拡大につなげる考えを示した。県は、県内の全蔵元に同イベントへの参加を呼び掛けているほか、月内にも具体的な日時、会場を決める。パネルは県庁西庁舎2階の県民ホールに展示する。