金賞受賞酒蔵の日本酒味わう「振る舞い酒」 福島県観光物産館

 
鏡開きで7年連続日本一を祝う関係者と来場者=17日午後、福島市・県観光物産館

 福島市の県観光物産館では17日、来館者に今年の金賞受賞酒蔵の日本酒が振る舞われ、多くの来場者でにぎわった。県観光物産交流協会の高荒昌展理事長は「令和元年の新しい世のスタートを飾る大朗報。日本酒と言えば福島というイメージがますます確かになった」と快挙を喜んだ。

 同館では7年連続日本一を祝う鏡開きが行われ、参加した福島市の会社員、女性(54)は「7連覇を誇らしく思う。このまま記録を伸ばし、全国の人に福島の酒を味わってほしい」と笑顔で話した。

 この日から金賞受賞15銘柄から選べる飲み比べも開始。友人同士で飲み比べを楽しんだ福島市の会社員、女性(61)は「日本酒を飲むことで酒蔵を応援したい。7年連続日本一が復興の後押しになればうれしい」と話した。

 飲み比べは6月2日まで楽しめる。値段は2銘柄700円(税込み)、3銘柄1000円(同)。時間は午前9時30分~午後7時(5月18、22、24、25、31日と6月1日は午後8時まで)。7月には、金賞受賞の全22銘柄を集めた飲み比べも予定している。

 東京、大阪でも「試飲」

 東京・日本橋にある県のアンテナショップ、日本橋ふくしま館「ミデッテ」でも17日夕、県内の金賞受賞蔵元の日本酒が振る舞われた。

 スタッフが通行人に福島民友新聞などの号外を配り、7年連続日本一の偉業達成をアピール。石川朋浩館長が訪れた人たちに祝い酒を手渡した。館内の飲食コーナーでは金賞受賞銘柄の「飲み比べセット」を提供した。若い女性客の姿もあり、「酒どころふくしま」が誇る地酒の味わい深さを堪能した。

 県大阪事務所に併設されている県観光物産館大阪サテライトショップも17日、入居する大阪市のビル地下1階特設会場で本県産日本酒を振る舞った。金賞を受賞した14蔵を含む20銘柄の日本酒を用意。訪れた客らが足を止め、日本酒を味わった。