大七の日本酒トレビアン フランス・パリ、食の祭典で高評価
パリで今月開かれた仏美食界最高峰のシェフが競演する食の祭典「テイスト・オブ・パリ」で、大七酒造の「生酛(きもと)純米吟醸 真桜」「生酛(きもと)純米大吟醸 箕輪門」が日本酒として初めて振る舞われ、好評を得た。太田英晴社長が24日、二本松市の同社で記者会見し、発表した。
同祭典は9~12日に開かれた。今回で5回目の開催で、世界的に有名なシェフから若手の有望株まで約50人が参加。その中で、仏でトップレベルの料理教育機関「ル・コルドン・ブルー」総料理長エリック・ブリファールさんが同社の日本酒を取り上げた。ブリファールさんは野菜やチーズ、卵などを素材として生かした料理を合わせて提供した。
日本酒と料理との絶妙な組み合わせや酒そのものの風味が来場者から高い評価を得たという。ブリファールさんも二つの酒を偉大な日本酒と言い表し、「仏でも一般の消費者レベルで日本酒に対する評価、関心が高まっている」とコメントした。
太田社長は「フランスでの評価は世界が注目する。日本酒の魅力をアピールする大きなチャンス」と期待を高めた。
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