「飛露喜」純米吟醸部門で1位輝く SAKEコンペティション

 

 全国の酒蔵が造った市販日本酒の頂点を選ぶ品評会「SAKE COMPETITION(サケ コンペティション)2019」の表彰式が10日、都内で行われた。本県から広木酒造本店(会津坂下町)の「飛露喜 純米吟醸」が純米吟醸部門で1位に輝いた。「飛露喜 特別純米」は純米酒部門で9位となり、本県を代表する銘柄の一つ「飛露喜」が二つの栄冠をつかんだ。

 本県からはこのほか、純米酒部門で大木代吉本店(矢吹町)の「自然郷 芳醇純米」が5位、松崎酒造店(天栄村)の「廣戸川 特別純米」が7位に入った。

 純米吟醸部門では高橋庄作酒造店(会津若松市)の「会津娘 純米吟醸酒 羽黒西64」が8位、吟醸部門で豊國酒造(会津坂下町)の「學十郎 大吟醸」が5位に選ばれ、県内5蔵の6銘柄が3部門で10位以内の金賞を受けた。銀賞は11銘柄が獲得した。

 品評会は今年で8回目。7部門に国内外の426蔵(県内26蔵)から過去最多の1919点(前年比147点増)が寄せられた。審査は5月に予審と決審に分け、銘柄が分からない「ブラインド式」で行われた。

 表彰式では元サッカー男子日本代表で日本酒の普及に力を注ぐ中田英寿さん、日本酒に詳しいラジオパーソナリティーのレイチェル・チャンさんらが各部門の受賞者にトロフィーなどを手渡した。