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【2007.12.27】
半田山(桑折町)//四季折々の風景を展開//
半谷秀辰さん
先人の考案に誇り
  半田山自然公園を中心に半田山の保全に携わっているのが管理センター。主に公園の維持管理や環境整備に努めている。半田沼周辺以外にも多くの遊歩道を整備しており、夏には森林浴で散策も楽しめる。
 県北森林組合半田山管理センター班長の大槻秀溝さん(57)は「半田山は桑折町の財産。最近は来園者のマナーが向上し、ごみなどが落ちていることもなくなった。さらに環境美化に努め、美しい半田山を維持していきたい」と話す。
1年を通じて四季折々の風景が楽しめる半田山 ■東北道国見ICから県道白石・国見線、県道国見・福島線を通り車で30分

  桑折町の北西で、福島市や国見町に接し、宮城県白石市との県境近くに位置している。標高863メートル。約1200年前の平安時代初期に銀が発見され、明治期まで日本三大銀山の一つと称されていた。
 中腹の半田沼周辺は「半田山自然公園」として整備され、春は桜、夏は深緑、秋は紅葉と四季折々の風景を楽しめる。沼周辺は標高四20メートルに位置することから桜の開花が遅く、ゴールデンウイークごろに満開を迎える桜を楽しもうと毎年、約3万人の人が訪れる。
 明治中期から陥没、地滑りを繰り返し、1910(明治43)年に大規模な陥没地滑りが発生。周辺の山林や耕地、人家などに多大な被害を及ぼし、11年に県補助事業として初の治水工事が行われた。
 中腹には旧半田沼があったが、この陥没地滑りで消滅、南側に現在の半田沼が出現した。旧沼には、源義経が平泉に向かう途中で金銀を背負った赤牛が驚き狂って沼に入り、銀山の鉱物となったという言い伝えもあり、金属同士を接着する「はんだ付け」という言葉も半田山銀山から生まれたといわれている。
 現在は、同町のNPO法人花の郷夢工房が半田山周辺に15年間で3万本の桜を植えよう植樹を進めるなど、観光名所としてにぎわいをもたせようという動きも進んでいる。多くの人の力で美しい山に戻った復興の歴史や伝説、町民らの協力が県内外の人々から愛され続ける山を支えている。
 

福島民友新聞社
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