「第7次医療計画」概要版作成へ 福島県、健康増進へ指標抜粋

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 福島県は、本県の医療分野の基本指針として年度内に策定する「第7次県医療計画」を県民に分かりやすく伝えるため、別冊の概要版を作成する方向で検討に入った。初の試みで、同計画の疾病対策の中に盛り込まれている喫煙率などの健康指標を抜粋して示し、県民の健康増進につなげるのが狙い。同計画の内容を協議する県医療審議会が12日に福島市で開かれ、県が方針を示した。

 会合で委員は、同計画に記載されている喫煙率などの目標値について、県民の健康指標が悪化している現状を踏まえ、県民への周知が必要と指摘した。

 会長の菊地臣一福島医大常任顧問は「(同計画を)県民に読んでもらうためには、喫煙が体に及ぼす影響や減塩の大切さ、原発事故後のストレスの問題を伝える視点が大切」と強調し、井出孝利県保健福祉部長が「県民目線という指摘は大事。こう読めば医療計画の中身が分かるという概要版を作って示したい」と答えた。

 同計画には、がんや脳卒中といった疾病ごとの予防に向けた目標値や医療提供体制のほか、基準病床数などが盛り込まれる。現計画の期間が本年度で終了するため、来年度から6年間を期間とする新たな計画を策定する。