楢葉の事業所「第1号」 18年1月から福島県『健康経営』推進

 

 従業員の健康づくりを企業が進める「健康経営」の推進に取り組む県は来年1月11日から、楢葉町の「ウツエバルブサービス」で民間企業と協働した健康づくり事業を始める。大手食品メーカー「カゴメ」と連携し、セミナーなどで従業員の野菜摂取量の拡大を図りつつ、健康意識や食習慣の改善状況を検証する。

 県は同社を含め県内7社をモデル事業所に選定しており、他の6社も順次、事業を始める。

 カゴメを含めた健康関連企業7社が考案する食生活調査や運動教室など独自の支援事業を各企業で取り組む仕組み。

 「ウツエバルブサービス」では、カゴメの管理栄養士チームが協力。セミナーで食生活改善のこつなどを助言するほか、1日350グラム以上の野菜摂取を目指し、従業員自身が摂取目標を設定して2週間取り組むことなどを検討している。