がんと糖尿病の関係性、治療への影響解説 いわきで予防講演会

 
がんと糖尿病の関係性について講演する大橋医師

 いわき市は28日、同市内郷高坂町の市総合保健福祉センターでがん予防講演会を開き、参加者が糖尿病とがんの関係性について学んだ。

 市民ら約120人が参加。東京都の国立がん研究センター中央病院総合内科長の大橋健医師が講師を務め、「糖尿病とがんの危険な関係~生活習慣改善の『一石二鳥』効果とは」と題して講演した。

 大橋医師は、日本で1年間にがんで亡くなる人は約37万人で、いわき市の人口とほぼ同様の規模であることや、男女における亡くなる人が多いがんの種類などを説明した上で、糖尿病の性質について紹介。「糖尿病があるとがんになりやすく、糖尿病ががんの治療に影響し、がんの治療が糖尿病に影響する」と、がんと糖尿病の危険な関係性について説いた。