おしゃれに健康、ウオークビズ普及へ 内堀知事と鈴木長官が対談

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ウオークビズなどをテーマに対談した鈴木長官(左)と内堀知事

 10日に福島県福島市で開かれた県民運動フォーラムでは、内堀雅雄知事と鈴木大地スポーツ庁長官が対談。歩きやすい服装で通勤する「ウオークビズ」の普及には「おしゃれ」もポイントだと語った。

 「スニーカー通勤」を推奨する「ファン プラス ウオークプロジェクト」に取り組むスポーツ庁は仕事とファッションの関係も重視。鈴木長官は「おしゃれなスニーカーを販売するなど企業も努力している。さまざまな業界と盛り上げることが必要だ」と全国展開に必要な課題を指摘する。

 内堀知事は昨年4月の「ウオークビズ推進宣言」後、県民への周知が進まない背景にはスーツとスニーカーという組み合わせへの違和感があると指摘。「始めたばかりで当然だと思う。ただ、おしゃれで格好いいスーツに合うスニーカーが売られ始めた。国とコラボしながら課題を解決したい」と意欲を見せた。県内ではスポーツ用品販売のゼビオがウオークビズを商機と捉え、スニーカーの品ぞろえを充実させている。

 その上で内堀知事は「今でこそクールビズは当たり前だが、昔はネクタイが当然だった。当たり前の基準を変えることが大事。ウオークビズの魅力は手軽さと続けやすさ。健康の核は運動だ」と強調。鈴木長官も「1日8千歩が目標。これで大体の生活習慣病を防げるという科学的証拠もある。どのようにしたら歩いてもらえるか。意見を聞きながらアイデアを出していきたい」と語った。

 ◆県民の平均歩数全国下回る

 国民健康・栄養調査によると、2016(平成28)年の県民の1日当たりの歩数平均(20~64歳)は男性7297歩、女性6470歩で全国平均(男性7779歩、女性6776歩)をいずれも下回る。4年前の12年と比較しても男性は1279歩、女性は924歩それぞれ減少している。

 県はウオークビズを推進し、22年までに1日当たりの歩数を男性9700歩、女性8600歩に増やすと設定。06~10年の歩数平均値と比較すると男性は約1600歩、女性は約1500歩多くした値で、現状より毎日20分多く歩くことで目標を達成できると見込む。