「健康経営」3社表彰 知事賞や民友賞など、取り組みたたえ

 
表彰状を手に内堀知事(右から2人目)と笑顔を浮かべる(右から)三本杉ジオテックの三本杉社長、大槻電設工業の大槻社長、福島スバル自動車の内田社長

 従業員の健康づくりを進める企業の「健康経営」を表彰する福島県の新制度で、特に優れた3社に対する表彰式が5日、福島市で行われた。最高賞の知事賞に輝いた大槻電設工業(福島市・大槻博太社長)、最高賞に次ぐ福島民友新聞社賞を受賞した三本杉ジオテック(同・三本杉裕社長)などの先駆的な取り組みをたたえた。

 同日は福島民報社賞の福島スバル自動車(郡山市・内田良一社長)も表彰された。内堀雅雄知事が大槻社長、福島民友新聞社の五阿弥宏安社長が三本杉社長に賞状などを手渡した。

 大槻電設工業は従業員の健康増進を企業理念に血圧測定や自転車通勤の奨励、ラジオ体操などに取り組む姿勢が評価された。三本杉ジオテックは椅子の代わりにバランスボールを使うユニークな活動を実施。福島スバル自動車は事業所内にウオーキングマシンを設置し、運動を推奨している。

 県は働き世代が職場で健康づくりを実践できるよう、健康経営の取り組みを全県に普及させるため、表彰制度を新設した。