健康寿命、飲酒量は改善 第2次健康ふくしま21計画・中間報告

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 県の「第2次健康ふくしま21計画」で定める、がん死亡率や喫煙率の改善などの数値目標106項目のうち、中間目標値を達成したのは38項目(36%、10月末現在)にとどまることが5日、分かった。中間目標値の達成率が5割未満の項目が半数を占め、運動や適正体重を維持する食生活の取り組みで課題が浮き彫りとなった。

 福島市で同日開かれた健康ふくしま21評価検討会で県が報告した。県は達成率の状況などを踏まえ、課題解決に必要な施策を年度内にまとめるが、健康をテーマとした県民運動の普及に加え、県民に健康を意識付ける新たな対策も求められそうだ。

 メタボ、男性の喫煙、運動習慣 目標値達成できず

 106項目のうち、中間目標値の達成率が5割未満で、基準年度より悪化している指標は26項目。このうちメタボリック症候群の該当者と予備群の割合は29.6%で中間目標値(24.9%)を上回り、2010(平成22)年度の基準値(28.8%)より悪化した。

 喫煙率は男性29.4%、女性7.5%、全体18.2%で、女性は中間目標値を上回ったが、男性と全体の数値は目標に届かなかった。

 肥満・やせの割合も増え、運動習慣を持つ人の割合は男女とも目標値を達成できていない。運動習慣がある人の割合は男性17.4%、女性15.0%で、ともに中間目標値(男性25.3%、女性19.7%)を大きく下回った。1日当たりの歩数(20~64歳)についても、男性7297歩、女性6470歩で中間目標値(男性8923歩、女性7852歩)を達成できなかった。

 基準値より改善または改善傾向にある指標は67項目で63%を占めた。健康寿命の延伸や生活習慣病の危険性を高める飲酒量の割合、60歳で24本以上の歯がある人の割合などが改善した。

 県は中間評価について「約3分の2の項目で数値は改善しているが、達成率は厳しい状況」(健康増進課)と分析。年明けに同検討会で県の健康事業に対する評価を受けた後、同計画の見直しに着手する。

 県民の健康増進を図る施策をまとめた同計画の期間は13~22年度で、10年間で数値目標の達成を目指す。本年度は中間評価年度に当たり、目標数値の50%を中間目標値に設定。約1万人の県民を対象に行った健康に関するアンケートの調査結果(速報値)などを踏まえ評価した。