福島県内の子ども『体力改善』 全国調査、震災前水準を上回る

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 スポーツ庁は20日、小学5年と中学2年の男女を対象に実施した本年度の全国体力・運動能力、運動習慣等調査(全国体力テスト)の結果を公表した。実技8種目を点数化した体力合計点(80点満点)の本県平均は、調査対象が全員となった2013(平成25)年度以降では小5女子と中2男女で最も高かった。

 本県は東京電力福島第1原発事故の直後に外遊びが制限され、子どもの体力や運動能力の低下が深刻化していた。ただ、全体的に改善傾向が続いており、本年度の小5女子は全国平均より0.74ポイント高い56.64点と4年連続で全国平均を超えた。中2男子は41.62点、中2女子も49.76点でいずれも震災前の水準を上回った。一方、小5男子は昨年度より0.10ポイント低い53.88点で全国平均を下回った。

 県教委は15年度から、子どもの体力向上を図る総合プロジェクトを開始。小学校で体育の授業を指導する専門アドバイザーの派遣、児童や生徒自身が健康診断や食習慣などを管理する「自分手帳」の活用を通じた成果とみている。

 全国の体力合計点の平均は中2男子が2年ぶり、女子が5年連続で上昇し、いずれも08年度の調査開始以来、最高を更新した。小5の女子も最高を更新し、男子は横ばい傾向が続いたが、過去2番目に高かった。