平均体重や体脂肪改善 いわきFC協力、健康増進モデル事業

 
体重や腹囲、血圧などの変化を確認した参加者

 いわき市がサッカーのいわきFCの協力で実施してきた、市民の健康増進モデル事業の最終回が18日までに、同市のいわきFCパークで行われた。成果が発表され、参加者の平均体重や体脂肪率、腹囲に改善がみられた。

 同市は全国的にも生活習慣病の発症率が高いことから、同チームを運営するいわきスポーツクラブに委託し、本年度から事業に取り組んできた。

 参加者は昨年12月から全8回の講習を受講。採血のデータを元に、同クラブの専属栄養士やトレーナー、市の保健師から健康改善に向けた食事の管理法や運動法を学んだ。

 この日は14人が参加し、受講前後の体重や腹囲、血圧などの変化を確認した。同FCチームドクターの斎田良知医師がテレビ電話で「尿酸値を少なくするために、プリン体を控えた方が良い」などと参加者に助言を送った。

 受講前から体重が1.7キロ減少したという同市の斎藤哲さん(70)は「正しいストレッチを学べた。今後も運動を継続し、仲間にも運動法を伝えたい」と話した。