「脳トレ」「体操」...村民健康増進 葛尾・復興住宅で初交流会

 

 葛尾村は5日、三春町の村復興公営住宅集会所で「いきいき交流会~自分の健康は、自分たちで守る」を初めて開いた。村民が脳トレや体操、健康アンケートに取り組んだ。今後も定期的に開き、住民の介護予防や健康増進を目指す。

 昨年に見直された65歳以上の介護保険料で、同村が全国で最も負担額が大きい自治体となった。

 村は「原発事故による避難の影響で農作業ができなくなり、体力が低下した」と要因を分析。有識者らでつくるチームで対策を検討し、地域住民が集まって健康意識を高める交流会を設けた。

 初開催の同日には、住民ら約20人が参加。スポーツクラブルネサンスのスタッフの指導を受け、お手玉やゴムを使った運動などに汗を流した。

 本年度は村内、避難先それぞれで計15回開催予定。交流会を住民主体で運営できるよう、リーダー育成教室も企画する。