健康づくり福島県民『楽しく』改善 南相馬でトップトークなど

 
長沢さん(左)の進行で健康について話す(右から)竹之下理事長、門馬市長、井出副知事

 県民の健康意識を高める「いきいき健康づくりフォーラム」は11日、南相馬市で開かれた。子どもから高齢者まで多くの市民が参加し、さまざまなプログラムを通じて生活習慣改善による健康増進などについて理解を深めた。

 福島医大健康増進センターの主催、県と市の共催。ステージではふくしま健民プロジェクト大使を務めるタレントの長沢裕さんが進行役を務め、竹之下誠一同大理事長と井出孝利副知事、門馬和夫市長がトップ健康トークを行い、趣味など身近なところから楽しんで行う健康づくりの大切さを語った。この中で竹之下理事長は健康づくりについて「一人では継続できなくても、友達と約束をして運動などに励めば続けられることもあるし、楽しい」と話した。

 そのほかステージでは、坪倉正治同大公衆衛生学講座特任教授と島袋充生同大糖尿病内分泌代謝内科学講座教授がそれぞれ生活習慣病の予防をテーマに講演したほか、フィットネスモデルとして活躍するAYAさんによるフィットネスの教室なども行われた。

 会場には、減塩や糖尿病などをテーマにした同大の医療専門家6人による健康連続講座、健康づくりを推進する研究機関や企業など16団体の健康応援展示ブースが設けられ、来場者がオイルマッサージの体験やクイズなどを通して、自らの健康と向き合った。