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◇健    康    <2006.08.03>
摩耗と知覚過敏

 適切な磨き方で防ぐ

 歯は人間の身体の中で最も硬い部分ですが、長い年月の間には歯も知らず知らずのうちにすり減ってくることがあります。また、歯は自然治癒力がないため、放っておいても絶対に自然には治らないという特徴があります。

 歯ブラシで間違った磨き方、いわゆる「横磨き」を繰り返していると、まず歯の一番表の硬いエナメル質がすり減ってしまいます。歯ブラシの毛は軟らかいのですが、歯磨き剤の中に入っている研磨剤のために、長期間のうちには、ヤスリで歯を削ってしまうような結果となります。そうすると象牙質が表面に出てきます。象牙質は軟らかいので、すり減る速度はもっと急になり、冷たいものを口に含むとしみるようになったり、歯ブラシの毛先が当たると痛みを覚えるようになったりします。このような状態を、象牙質知覚過敏症といいます。

 さらに放っておくと歯の神経に炎症を起し、もっと激しく痛むようになり、冷たいものを口に含まなくても痛みが出るようになります。治療法としては、痛みを伝える象牙細管を狭くさせる薬剤を塗布したり、象牙細管が開いている象牙質面を樹脂のようなもので一層コーティングしてしみなくしたり、すり減った部分に歯と同じ色調の合成樹脂を詰め、外部からの刺激を遮断するようにしたりします。予防法としては適切な歯磨きの方法を習慣として身につけることが大切になります。

 詳しくはかかりつけ歯科医にご相談ください。

(県歯科医師会)

 



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