入れ歯はオーダーメード

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 数々の工程ふまえ完成

 先日、総入れ歯の型をとる治療を終えた患者さんに「次回できあがりますか?」と質問されました。残念ながら、あと数回かかりますと説明しましたが、入れ歯はその患者さんの顎の大きさや、粘膜の伸び具合・唇の開き具合・顔全体とのバランス、そして咀嚼(そしゃく)機能などを診断しながら作り上げていく、まさにオーダーメードであり、数々の工程をふまえながら完成するものです。

 まず型をとる前段階として、残存歯と顎提(土手)を健全な状態にする必要があります。型をとってからは下あごの動きに合わせて上下の入れ歯の高さや水平的な位置を決め、唇や頬の膨らみ具合を確認し、次に顔の形や唇の開き具合との調和を考慮しながら人工の歯の大きさや形を選んで並べ、患者さんの口の中に試適して最終的にチェックを行ってからようやく〈入れ歯〉ができあがります。入れ歯を装着してからは、裏側の当たりが強い場所や外縁の長い所を削ったり、かみ合わせの当たり具合を診ながら上下の歯がちょうどよく合わさるように調整をします。こうしてようやく入れ歯は患者さんの体の一部として機能を果たしていくようになるわけです。

 なお、調子が良くても半年に1度くらいは入れ歯の具合をチェックして細かな調整をすることで、長期にわたって安定して入れ歯を快適に使用していただけます。

 詳しくはかかりつけ歯科医にご相談ください。

(県歯科医師会)