学童期の食事

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 発達状況に合わせ対応

 食べ物を噛(か)み砕いて飲み込む機能は、生まれ持った能力である哺乳運動とは異なり、生後の学習によって発達する機能です。そのため、個人の発達状況に応じた対応が必要です。特に乳歯から永久歯交換期である学童期には注意が必要になります。

 まず前歯の交換期には食べ物をくわえて堅さや大きさを感知する能力が低下し、食べ物をこぼしやすくなりがちです。そこでこの時期はこぼすことを叱(しか)るだけでなく、子どもに唇や口をしっかり閉じながら食べ物を摂食・咀嚼(そしゃく)するようにさせましょう。前歯が生えそろうと咀嚼能力が高くなるので、やや堅めで大きめの食べ物を与えると、噛む機能を伸してあげることができます。

 臼歯(奥歯)の交換期は咀嚼能力が一時的に減退します。この時期には堅く小さな食品や繊維質の食品などはすりつぶすのが難しくなるために丸のみの癖がつきやすくなります。咀嚼能力が落ちるこの時期は食事を急がせず、十分に食事の時間をとり、しっかりと咀嚼させてあげましょう。

 最近、ひとりでの食事やテレビを見ながらの食事が多くなり、食事本来の楽しさを感じることのできない子どもたちが増えてきています。規則正しく、家族で楽しく食事をすることで子どもの食欲を引き出し、よく噛んで楽しくおいしく食事をする習慣を身につけさせてあげてください。

(県歯科医師会)