高齢者歯科治療と病診連携

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 医療関係者が情報共有

 近年、日本歯科医師会が提唱する8020運動の普及などによって、有歯顎高齢者が増えてきています。一方では、平均寿命が延びてきているのに比例して要介護高齢者も増加しているのが現状です。そこで要介護高齢者や有病高齢者の方にも最良の歯科治療を提供できるようにするために病診連携は大切なことであり、医療機関では積極的に取り組んでいるところです。

 それでは、歯科においてどのように病診連携が行われているかをご紹介します。まず高齢者の方は圧倒的に内科を受診している場合が多く、次に整形外科が多いとされていますが、歯科治療に際してはそれらのかかりつけ医院から、現在の病状や投薬状況などの情報を得ることから始まるのです。

 また、患者さんからは「老人手帳」や「お薬手帳」などを提示していただき、情報を得る必要があります。要介護高齢者の方の場合では、ケアマネジャーや訪問看護師、ホームヘルパーなどからも患者さんの情報を得る必要がでてきます。

 そうした情報をその患者さんにかかわる医療関係者が共有することで、患者さんの全身状態を把握し、その患者さんにとって最良の治療方針が決定されるのです。特に歯科治療においては、内科的疾患の有無が最も重要で、全身管理のもとに治療を進めなければならない場合があり、内科の先生とは密に連絡を取らなくてはなりません。

 他科を受診される場合は、まずご本人もしくは家族の方がかかりつけ歯科医院やかかりつけ医院の先生とよくご相談していただきたいと思います。

(県歯科医師会)