歯科にも母子手帳を

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 発育の状態正確に把握

 役場に妊娠届を出すと交付される母子健康手帳は、お母さんとお子さんが健診や診療を受ける際の、健診結果や健康状態の記録簿として利用されています。しかし、歯科で診療を受ける際に、母子健康手帳を持って行くというお母さんは少ないようです。

 歯科に来院する時に母子健康手帳を持参すると、歯科医師はお母さんの妊娠時の状況から現在までのお子さんの成長や発育の状態、病歴などを、お母さんのお話だけでなく、内科や小児科の先生が記入した内容から、正確に把握できます。そのため母子健康手帳からの情報は、歯科医師にとって大変重要です。

 母子健康手帳の中の歯科に関する項目には、1歳6カ月および3歳児健康診査結果の内容を記載するページのほかに、1、2、4、5、6歳時に歯科医師が口の中の状態を記載する欄があります。

 それ以外の時期でも歯科医師が簡単な口の中の状態を記載できるようなページが設けられています。しかし、1歳6カ月および3歳児健康診査の欄以外、母子健康手帳に十分に記入されてはいないようです。

 お母さんがお子さんの状態をこまめに記入してきた母子健康手帳は、大切なお子さんの成長の記録であり愛情の証しです。ほかには丁寧に書き込みがしてあるのに歯科の欄が空欄では寂しい限りです。お子さんの状況を正しく歯科医師に伝え、そして愛情の証しであるお子さんの成長の記録をより充実させるため、ぜひ歯科に母子健康手帳をお持ちください。

(県歯科医師会)