反対咬合(うけ口)の治療

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 早い時期に専門医の診断を

 子どもの矯正治療に関する問い合わせで多い質問に、治療の開始時期があります。

 治療の開始時期や方法をめぐっては一部論争が続いており、乳歯列から治療を開始する考え方と、前歯がそれぞれ上下4本乳歯から永久歯に生え変わった時点で治療を開始する考え方があります。

 いずれにせよ反対咬合(こうごう)の治療には成長観察を含め、十数年が必要となるため、後者の立場で治療スケジュールについて述べたいと思います。

 まず大事なことは、できるだけ早い時期(小学校低学年)に矯正歯科の専門医の診断を受けておくことです。診断の結果、あごの骨格のずれの程度が軽度と診断された場合は8--9歳で約1年間、あごと口の中に装置を付けて矯正(第1期治療)します。

 それ以後は、成長観察を続け、あごの成長が止まり大人の顔になる16--18歳で最終的な仕上げの治療(第2期治療)を約1年から2年かけて行います。

 あごのずれの程度が重度と診断された場合は第1期治療は行わず、口の中の衛生管理を続けながらあごの成長を観察し、16--18歳の時点で、やはり重度の場合は外科矯正(あごの骨を切って移動させる手術)を行い、あごの成長とともに症状が軽減していれば軽度の人と同じ第2期治療を行うことになります。

(県歯科医師会)